フローリングなどの床やお気に入りの家具にキズがついてしまった、そんな経験がある方は少なくないですよね。ですが、大掛かりな工事や持ち出しての修理を行うと、どうしてもコストがかかってしまいます。そこで、この記事では補修屋について紹介します。補修屋では、床や壁、家具などについたキズを、パテなどを使用して補修してくれます。

 

補修屋はどんなキズを直せるの？

フローリング材の床の表面が剥がれたときは、補修屋に依頼することできれいに直すことができます。特に表層が削れている場合の補修はパテなどを用いて行いますが、平らにするためには高い技量が必要となります。小さな傷であればペイントだけで目立たなくすることはできますが、補修屋であれば深い傷でも直した跡をわかりにくくしてくれます。15センチ以上に及ぶキズや、2ミリ以上の幅があるキズであれば補修屋に依頼しましょう。

壁であれば、へこみや穴があっても直すことができます。石膏ボードにまで及ぶキズを直したい場合、配線コードや断熱材などを傷つけないように注意しながら直す必要があります。丁寧な作業と高い技術が求められますので、壁紙だけではなく石膏ボードにキズが及んでいる場合は自分で補修するのではなく、補修屋に依頼したほうがきれいな仕上がりになります。石膏ボードのキズの目安としては、穴やへこみが直径5ミリを超える場合や、触れたときに石膏の粉が付着する場合です。この場合は石膏ボードを交換する可能性が高くなりますので、補修屋に相談しましょう。

ドアに穴が開いた場合、その穴が5ミリ以上であれば補修屋に依頼したほうがよいです。特にドア自体の内部が空洞の場合、初心者が補修すると乾燥後にその部分がへこんでしまい、仕上がりが悪くなってしまいます。また、外気面に多く触れる玄関ドアなどであれば、人目にもつきやすいだけではなく、変色や劣化しやすいため耐久性という観点からも素人仕事はおすすめできません。

床の補修はキズだけではありません。ペットなどを飼っている場合、床や家具に対して粗相をしてしまうことがあります。そのシミや臭いを補修屋は消すことができます。市販の消臭スプレーを使用しても臭いが取れないという場合、補修屋に相談してみましょう。臭いの元を確認しながら補修をしてくれますので、シミはもちろん、臭いも解消する可能性が非常に高くなります。

 

補修方法について

基本的に、補修を行う場合は直したい家具や床の穴をパテで埋め、その上から塗装をすることによって目立たなくします。木目調の壁やフローリングの床などは、パテを充填し、不必要な部分を削った後、周囲にあわせて木目をペイントします。クロスの穴であればまず下地を作り、平らにします。その上からクロスを貼ることで周囲に溶け込ませます。キッチンのタイルであれば、パテを充填し形を整えます。その上から塗装を施して周囲と同じ色合いにし、タイルらしく目地を作ることで完成します。

 

依頼料やかかる時間の目安は？

多くの補修屋は、依頼をするとまず見積もりを出してくれます。ですが、相場がわからなければそれが適正な価格なのかわかりづらいですよね。もちろん補修屋によって依頼料は異なりますが、一般的な目安について紹介します。ビス穴程度の小さな傷が10か所程度まで、フローリングや家具に2センチ程度までのキズやへこみが5、6か所ある場合などは1万5千円から2万円が目安となります。所要時間は2時間から3時間程度です。キズの数が増えて3時間から4時間程度で終わる補修の場合は2万円から3万円が目安です。補修箇所が多く、全日かかる場合は3万円から5万円です。これに材料代や出張代などが加わった価格が依頼料となります。ただし、人工大理石などの素材の場合はこれよりも高くなることがあります。

 

補修屋の選び方

補修屋は、熟練業者ともなると元のキズがほとんどわからないほどの補修をしてくれます。熟練者は、補修対象となる家具や建具の材質やキズの度合いに合わせて、使用する補修材を選ぶことができます。適切な補修材を選ぶことにより、キズが目立ちにくくなります。ただし、数多く存在する補修屋の中には粗悪な業者もいることに注意してください。簡単な見分け方としては、まず自社ホームページを持っているかどうかです。ホームページは集客手段として大切なものです。その中で注目するのは施工実績や得意な補修分野です。

施工実績は補修前後の写真を見てみましょう。その中に実際にかかった補修料金が書かれている場合は目安になりますので参考にします。また、業者には得意な分野があります。家具の補修を依頼したい場合は家具の補修が得意だとしている業者に、フローリングであればそれが得意な業者に依頼しましょう。いくつかの業者を比較することにより、価格と補修内容に納得できる業者を選ぶことが大切です。

 

家具や建具の補修をするなら補修屋に依頼しましょう

補修屋は、壁や床などの建具や、家具についたキズを補修するプロ業者です。DIYで修理を行うよりもきれいに仕上がるため、キズが大きい場合や深い場合、目立つ場所にある場合は、補修屋に依頼した方がよいでしょう。多くの業者ではあらかじめ見積もりをだしてくれます。金額はもちろん、補修実績や補修を行う分野に合わせて依頼する補修屋を選ぶようにしましょう。